夏の暑~いある日。ミモロは、七条通りの川端沿いにある「京都美術工芸大学」へ。
よくその前を通りながらも、1度も入ったことがない場所。でもそこには、「鴨川七条ギャラリー」があって、誰でも入場できるのです。
今回、訪れたいと思ったのは、東山粟田地区での白川美化活動でお目にかかった森重先生との出会いから。学生たちといっしょに地域活動に励まれていらっしゃいます。
建築学科の教授である森重さん。学生たちに、京都の町の現状および未来に関わる授業などで、ご指導なさっています。「ミモロちゃん、いらしゃいませ~校内ご案内しますね~」と、この日、特別に校舎の中も案内してくださることに…。
日本で唯一、工芸学部をもつ「京都美術工芸大学」の創立は、2012年。母体となるのは、「二本松学院」。2017年に京都市の誘致により、東山区にあった「貞教小学校」の跡地に移転しました。
「だから、芝生が広いんだ~」
緑の芝生の広場は、実は、小学校の校庭だったのでした。広い芝生を見ると、走り回りたくなるミモロ…
一通り走り回り「フ~汗かいちゃった~でも、いい運動になったみたい~」と木陰で汗を拭います。
「京都美術工芸大学」は、建築学部と芸術学部の2学部制。「アートにかかわる学部だから、校内もなんかデザイン性が高い感じ…」とミモロ。案内頂いた校舎のあちこちに建築パーツが展示されていたり…デザイン画や立体作品などもいろいろ…
「これらは、学生たちの作品です。卒業生のものもありますよ~」と森重先生。「え~スゴイね~」とミモロ。
「ここで学ぼうとする学生って、絵を描いたり、工作とか子供の時から、興味があって、得意だったんじゃない?」と思うほど、その作品にビックリ。
校舎は、なんかスペースをうまく使われている感じ。
「文学部や法学部なんかの大学校舎って、おしゃれじゃないもんね~」と、ミモロの知る範囲でも、そう感じるよう。
「これは、卒業生たちの作品で、京都のこの辺りの地域開発構想を作ったんです」と。
「すごくモダンな町になってる~」と驚くミモロ。中央に流れる鴨川の東側は、かなりビルが並ぶ景色が広がっています。「将来、京都ってどうなるんだろ?」と、ミモロなりに想像。ヨーロッパの町って、どこもそれぞれ個性的…まぁ、石造りの建物が昔から多く、戦争で破壊されても、同じような景色に再建するところも多いのです。これからの日本の景色は、若き建築家が担っていくことでしょう。期待したいもの…。
「では、ギャラリーに行きましょう」入口には、卒業生の作品が迎えます。
「こういうの作れる腕前すごいね~」まさに現代の仏師という感じ。ギャラリー内には、この時は、卒業生たちの作品などが展示されていました。
「なんかいろいろあるけど、みんな面白い!」と。その作品をひとつひとつ見てゆきます。
また、ギャラリーの脇にあるスペースは、学生以外にも利用できる場所。
「ここでお茶飲みたい~」と水分補給をしたミモロです。
「今日は、ご案内ありがとうございました~。また涼しくなった秋に来ますね~」と森重先生に手を振ってお別れしたミモロです。
きっとその前に、地域活動でまたお目にかかるかも…京都は、実は美術系の大学や学部が多いのです。全国から学びに来る学生たちは、京都の伝統文化や芸術、建築に触れることで、さらに感性を刺激されていることでしょう。そういう意味でも、京都という町は、未来のデザインにも深く関わっているのではないでしょうか?
*「京都美術工芸大学」の詳しい情報はホームページから
ミモロラジオの「ネコのミモロの京都くらし」は、毎週木曜日14:30~15:00「ゆめのたねラジオ」レッドチャンネルで聞けます。それ以外の時間は、こちらから…。
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